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【産業動向】ノートPC世界出荷見通し、2度目の下方修正 14.8%減に TrendForce
2026-04-01 12:02:37
調査会社TrendForceは2026年3月30日、26年のノートPC(NB)世界市場についての最新レポートを公表。26年通年のNB出荷台数見通しを、前年比14.8%減に再度、下方修正した。末端市場における需要見通しの悪化と、サプライチェーンにおける継続的なコスト上昇という二重の影響を受けることを理由に挙げた。


26年のNB世界出荷台数見通しについてTrendForceは、25年12月時点で、前年比5.4%減の1億7300万台にとどまるとした。その後、26年1月に入って同9.4%減に下方修正していた。

最新レポートでTrendForceは、需要面では、メモリやCPUをはじめとする部材価格の上昇を受け、ブランドが販売価格への転嫁を進めているとし、さらにマクロ環境の悪化を背景に消費者の購買意欲が下がっていると指摘。端末機器の価格上昇に伴い、消費者の購買判断はより慎重になっていることから、出荷の伸びがさらに抑制される恐れがあるとの懸念を示した。

供給面についても圧力は強いと指摘。メモリ供給の逼迫がコストを押し上げている他、CPUの価格上昇と供給計画の調整により、完成品のコスト構造は悪化しているとした。その上で、ブランドにとって値上げは不可避で、「需要減退と価格上昇」という負の循環が形成されていると強調した。

さらにレポートは、AI(人工知能)向け需要の拡大もNB出荷に影響していると指摘。具体的には、先進プロセスや先進封止(パッケージ)の生産能力が高性能用途に優先配分されるため、普及モデルのNB用CPUの供給は制約を受けやすく、これが供給の不安定化やコスト上昇につながるとした。また、こうした中で、ブランド間の差が広がるとし、大手は調達力を背景に一定の安定性を維持できるとした。

この他レポートは、米アップル(Apple)について、低価格「MacBook Neo」の投入や、自社設計の「Apple Silicon」チップの活用により、外部依存を抑えつつコスト管理を強化しており、製品仕様の標準化も調達効率の向上に寄与していると指摘。この状況を背景に、同社のNB「MacBook」シリーズの26年出荷が、前年比7.7%増加するとの見方を示した。

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